Yahoo!プロモーション広告運用基礎 インプレッション改善施策


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STEP2 -広告をもっと表示させる


インプレッション数を増やす、広告をもっと表示させる施策

1. キーワードを追加登録する
スポンサードサーチは、検索クエリーとキーワードの関連性で広告が表示される為、キーワードが多ければ広告表示機会は増えます。
が、キーワードが関連語句でも明らかに関連性が低いと判断されたキーワードでは掲載不可になる可能性が有りますし、無理やりLPに送ったとしてもCVに繋がる可能性は低くなります。
例として「中古パソコン」のキーワードで高価なパソコンの広告を表示してもクリックされる可能性は低いとありますが、広告文を中古パソコンを否定し、新品のパソコンを輝かせる物にしたとしても、頭から新品の購入を考慮している人を拾いに行く成果とは雲泥の差が有ることでしょう。
※ただ、CTRが低くCPAが優秀なCVが少量でも取れるのなら追加しない手はないので、引き出しとして持っておいて損はないです。

2. キーワードのマッチタイプを部分一致に変更する
部分一致は大枠になり過ぎ、なまじ関連性の有るビッグキーワードを拾ってしまう為、imp・CLは多いがCVRが低くCPAが高いという状況や、impは多いがCTRが悪く品質インデックスに悪影響が出ると避け、完全一致とフレーズ一致で出稿してるケースが有るかと思います。
前述もしましたが、前もってキーワードツールに用意したキーワードを入れ、部分一致から推測される「明らかに成果に繋がり辛いであろうクエリー」は外した状態で露出すれば、消化額が急激に伸びるリスクも低いので、積極的に盛り込んで行って下さい。
有る程度露出を行えば検索クエリー一覧をチェックして、ココから対象外キーワードの追加が可能です。少量でも成果に繋がっている広告は継続した方が良いので、明らかに費用対効果の悪い、成果に繋がっていないクエリーは停止して行きましょう。

3. 広告の掲載順位を上げる
①入札額を上げる広告の掲載順位が低いと1P目に露出せず機会損失を起こしてしまう。
1P目の露出を行うには入札額を上げることにより可能となります。
また、1P目への掲載に必要なCPCは予測値の表示が可能です。が、あくまで予測値なので品質インデックスの兼ね合いや、競合の入札額の状況(時間帯の調整)により表示されないケースも有ります。

②キャンペーン予算を上げる
1日の予算上限の設定をすることにより、そこに到達した時点で広告の露出が止まってしまいます。(あくまで目安で超過も発生するが返金保証されるものではない)1日の予算上限を高くしておくことにより、途中停止が入らず機会損失が減少しますので、広告予算と相談して施策してみて下さい。

③キーワードの品質を上げる
「品質インデックス」の目盛りを参考に向上させて行きましょう。
CTRが一番影響を与えます。その他にキーワード・広告・検索クエリーの関連性が有り、品質インデックスの改善が可能であればCPCも低下、掲載順位も優先されるので広告のチェックから始めることをお勧めします。

4. 広告の掲載範囲を広げる
スポンサードサーチで登録した広告はYDNに出稿が可能です。
インタレストマッチはサイトの内容・過去の閲覧履歴、直近の検索ワード等、クッキーを用いてユーザーの動向に併せた広告の配信が可能です。また、リターゲティングといった広告をクリックした履歴の残っているユーザーに対して繰り返し表示するといったサービスも存在します。ただ、スポンサードサーチとは明らかに客層が違い、impは大量に発生し、CTRは悪い。CPCはスポンサードサーチに比べ安いと、数字の流れが全然違いますので別個で管理することをお勧めします。

Yahoo!プロモーション広告運用基礎 費用対効果とロジックツリー


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STEP1 -運用の解決策はここで見つけよう


■売上アップ 重要なのは「広告の表示機会」
CTR=2% CVR=1% の場合、1CVに必要なのは500CL。これにCPCをかけた物がCPAとなります。
再三書かしていただいてるimp→PV→CL→CVの流れです。この流れを把握していれば月間目標販売数に対しての必要imp、求められるRoasからCPCの調整が可能になります。
impが確保できないと後の数字も発生しません。

■こんな悩みはありませんか?
「学んだことを実行しているが、思ったような成果を得られない」
「改善したいが、どこに問題点があるのかが分からない」
他にも、改善施策はすぐ数字に表れないことが多く、
「学んだことを実行できてるか、してるつもりなのかが良く分からない」って思考の迷路も潜んでたりします。
imp→PV→CL→CVの流れの中でどこが効果に繋がらない要因になっているのかをチェックしましょう。

■「imp」広告をもっと表示させたい
①しっかりとグルーピングできているか?

キーワードを考える時、すぐに出て来る単語はもう出てしまってることが多いです。周りの人に連想する語句を訪ねてみると「あぁ、それが有ったね」ってキーワードをアッサリ貰えたりします。

②キーワードは部分一致で設定できているか?
キーワードの登録時点で絞り過ぎると自分の思考の中には引っかからなかった関連語句を逃してしまいがちで、逆に思考から外れるワードは同じく外れてしまっている人が居る訳で、ライバルが少なかったりもします。「CLされなきゃタダだし」ぐらいの感覚で大胆に行った方が結果に繋がり易いと感じます。
※明らかにダメな物は省きましょう。

③広告の掲載順位を上げましょう
検索エンジンを使用した人の視線の動きを前述しましたが、上位に掲載された方がCLは伸びます。
1・2位の掲載はさらに幅も広がります。

・クリック数を増やしたい
①広告文にキーワードは盛り込んでいるか?

検索クエリーが広告内に有る場合、太字で強調表示されます。広告の訴求点の記述を加味して、バナー広告のデザイン感覚でアイキャッチを意識した文言配置を心掛けましょう。

②キーワードと広告文に関連性を持たせられているか?
グループ構成をしっかりした上で①を心掛ければおのずと関連性を持つ形にはなりますが、キーワードの文字数がカタカナで多い時に①が難しい状況が起こります。広告のブレは後のCVRにも影響するので数字を確認して「このキーワードは改善か停止か」の見極めを行って下さい。

③広告の掲載順位を上げましょう
①と②が問題なさそうな状態で満足の行くCLが得られていないのなら掲載順位を上げてみましょう。元々CLが少ない商材の可能性も有ります。また、広告プレビューツールを用いて競合の広告に見劣りしてはいないか?という点もチェック必須です。

・コンバージョン率をアップしたい
①コンバージョン数は伸びているか?

CVRをUPしたい=CVRが悪い=CLは取れてCVが伸びない→CL後のLPがニーズとマッチしていなかったり、ページ自体に欠陥が有る可能性も有ります。LPの診断をしてクライアントとの擦り合わせを行いましょう。
CVRが落ち着いてれば、単なる数字の偏りの場合も有り状況次第。そもそも落ち着いていると判断して良い施策量かがポイントになります。よりサンプルを集め、精度を上げて行くことを意識して行きましょう。

②CVを誘導する表現を考えて広告文を作成しているか?
「数量限定」や「送料無料」といった「お得感」がネットではウケが良く(ネットだけとも言い切れませんが)訴求効果が高いです。「漏れなくプレゼント」とか「今なら」とかも効果に繋がります。全般的に効果を高める文言を書きましたが、商品独自の訴求ポイントも多々有りますし、同じ商材でも競合との差別化を図り、自社を輝かせられる物なら効果に繋がり易いです。※一番難しいのは自分目線ではなく、ユーザー目線で輝いていることが条件であるところです。

・費用対効果の高い広告を実現したい
品質インデックスの改善要因を知り、広告効果を上げましょう。
CPAを下げれば費用対効果は上がりますが、量の確保を同時進行するのは大変です。安価なCPCで効果に繋がるキーワードを発掘するのが成功のカギですが、CVRの悪いキーワードのCPCを絞るのが一般的です。別発想になりますが、効果が良いキーワードのCPCも状況によっては絞ります(通常表示される箇所と1P目ギリギリの露出が大差ないと判断した時)状況によっての引き出しが試されます。

総括して、
・imp→PV→CL→CV と綺麗に流れているのかを確認
・どこで綺麗に流れないかを見極め
・改善すべき要因か、停止すべき要因かの判断

が求められます。
※お役立ち資料集のロジックツリーから「課題解決のロジックツリー」というPDFがDLできます。

Yahoo!プロモーション広告運用入門 CVと成果地点とクライアントの感動


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STEP7 -失敗しないための4つのコツ


コツ1: キーワードのマッチタイプは「部分一致」に!
まずは部分一致でどういった検索クエリーを打ちこんでいるかを確認する
関連するキーワードに対して大枠に配信を行う為、前述した「ソファ」の部分一致で「ニトリ」が掛かったりします。
前もってキーワードツールに検索語句を打ち込んで明らかに効果に繋がり辛いと感じる物は除外キーワードに設定しています。勿論「部分一致」での運用を有る程度行った後に、再度検索クエリーレポートを確認のもしています。

コツ2: 広告は複数登録するように!
Yahoo!プロモーション広告の仕様自体が広告を複数登録した際にはCTRの良い物に露出が偏る。
複数の広告を登録して、有る程度サンプルを取ったらCTRの低い物を停止し、よりクリックされる広告文を残して行く。
品質スコアもCTRに依存しているので良い広告ができたり、クライアントへの施策の一環として提案するのも良いですよ。
※キーワードを盛り込むことを忘れずに

◆広告テストのコツ◆
その1: おいしいりんごを送料無料で自宅にお届け!
その2: りんご100種類以上取り扱い中!


と、「送料無料」の訴求ポイントでネット通販をするユーザーに受けの良い文言を押すのも一つの手ですし、「100種類以上」で品揃えをアピールするのも一つの手。なら反響の良い方を集中的に!というテスト例が出てますが、個人的にはここはグルーピング段階で訴求点別を作成しておきたいところです。(商材によって訴求点で分け辛い物も有りますが)

コツ3: コンバージョン測定機能を利用して成果を確認しましょう!
これは前述してますのでサラッと行きますが、成果地点の形は様々です。もし、共通の成果という物が有るとすれば「顧客満足度」と世間で言われているポイントです。社風に乗っ取った言葉で記述させていただくと、「クライアントの感動」が成果地点で、それは開始時にお客様と擦り合わせた成果地点と違った物で、その成果としてお返しすることができなかったとしても、「ブランディングができた」「この方法ではダメというデータが想定以上に少額の費用で取れた」と様々であるというところで、自分の仕事が○か×かを決めるのもクライアントです。

コツ4: 「コンテンツページ」に広告を表示する便利な仕組みを利用しよう!
「検索している人」にスポンサードサーチで訴求して、YDNで「必要としている人」に訴求する。
リターゲティングを用いれば、興味を持ち、CLした方には繰り返し表示が行われます。
CTRもさることながらCVRも相当低下はしますが、CPCも安価に抑えることができ、商材と手法がマッチすれば費用対効果次第ではかなりの伸びしろが見込めますので、勝負できそうな商材が有れば是非ともお試し下さい。

基本に勝る王道は無しとこの世の色々な物で言われている訳ですが、足元をおろそかにしないように頑張ります。

Yahoo!プロモーション広告運用入門 成果地点を擦り合わす


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STEP6 -コンバージョンにこだわろう!


■今回のテーマ
広告を打てばその広告の効果はどうか?と成果(CV)を求められます。
成果に至るまでの経路は何度も書いてますが、imp→PV→CL→CV
広告の改善提案を行う際に、数字の流れを追いつつどこがネックになっているのか?という点を追求する訳ですが、その中でも重要かつ改善が難しいであろう数値がCVRとCVになります。

■自社にとってのコンバージョンとは何か
以前クライアントに工事関連の業者様がおられ、コールセンターでの工事の受注を行うといった業種でした。
では、このクライアント様のCVは?…勿論工事の受注。なので目標受注数を目指して…となるとちょっと違います。
何故なら最終CVに至のに電話対応を挟む為、プロモーション広告で完結できない地点を対象にしようとしていることになります。この「成果地点はどこか?」という点を誤認しないようにしないといけません。

■コンバージョン数とコンバージョン率
コンバージョン率(CVR)=CV(コンバージョン)÷CL(クリック)×100

例で使われている1,000CL、30CVでは、
30CV÷1,000CL×100=3(%)
となり、約33CLにつきCVが上がる計算になります。
この33CLに平均CPCを掛け合わせることにより、CPAも計算できます

こういったデータが有る程度蓄積されて来ると、一週間単位の平均数の動向で垂れて来ている点が浮かび上がって来ますので、ユーザーがCVに向かう経路の中でどこがネックになってるかをしっかりと判断して改善して行きましょう。

Google Adwords のエンハンストキャンペーンって何?

先週(日本では2013年2月7日5時)に行われたGoogleのアップデート。
現在は従来通りのキャンペーン設定とエンハンストキャンペーンの切り替えが可能。今年度中旬をメドに完全移行予定。

けど・・・エンハンストキャンペーンって何?
ってことで調べて見ました。

マルチスクリーン化を捉えた AdWords の機能強化
http://adwords-ja.blogspot.jp/2013/02/adwords.html

■機能概要■
1. マルチスクリーンの世界に対応する強力なマーケティング ツール

※キャンペーンの「端末」「場所」「時間」などの要素について入札を管理
●「コーヒーショップ」が「コーヒー」「朝食」のキーワードに入札をする際、1km圏内の検索を25%高く、11時以降は20%低く、スマホは50%高く入札・・・といった設定が可能。

2. ユーザーの置かれた状況に応じて最適化される、より高度な広告
※同じ人物でも外出中、店舗付近で検索を掛けるのと家のPCから検索するのとでは求めている物が違う場合が有る為、端末に応じた広告を打つことが可能。
●通販サイトも運営している小売店が、スマホ検索の場合は住所やClick-to-Callの表示を含む広告の表示・PCでの検索にはECサイトの商品ページを表示が可能

3. 新しいコンバージョン タイプを集計する先進的なレポート
※アプリのダウンロードやデバイスごとの統計情報を確認できる

●スマホを意識したアップデート
スマホなのか、市場動向を考えたらおのずとそうなったのか?

キャンペーンを分けて設定して動向を見ているとCPCはスマホの方が安価で競合が少ないであろう感覚。競合が少ないということは効果が得られ辛く、継続するクライアントが少ないということでしょうか。

統計では物販系の案件にはスマホは弱いと出ているようで、PC/スマホを両方持っている方は、購入の際は「見辛い」「操作し辛い」といった点からPCを使う傾向に偏るそうで、本来スマホのCVがPCに吸い上げられてしまい、効果を悪く見せる要因に拍車を掛けているという背景も有るそうです。

悪く見えてるだけなのか、本当に悪いのか?しっかり見極めれる形になったら色々幅も広がって、小さなアイディアを大きな成果に繋げられる要因も出て来るのではないでしょうか。

Yahoo!プロモーション広告運用入門 広告文にセールスポイントを盛り込む


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STEP5 -効果に差が出る!広告作り


「タイトル・説明文の作成」
(例)りんごのオンライン通販 どのように広告を作っていくのか?

■初めてでも大丈夫! 広告作成の極意
Yahoo!プロモーション広告用語としての「広告」とは
・タイトル : 検索結果に表示される広告の見出し
・説明文 : 検索結果に表示される広告の本文
・表示URL : 検索結果に広告の一部としてタイトルおよび説明文とともに表示されるURL
・リンク先URL : 広告がクリックされた際に表示されるウェブページのURL
と、大枠で使われますのでその都度「広告」が何を指しての「広告」なのかしっかり把握しないと混乱を招くことが有りますので注意して下さい。

ではラーニングポータルの流れに沿って書いて行こうと思います。

まずは商材の特徴、訴求ポイントの書き出し
・青森県産直(りんごの有名産地。ネームバリューが高い)
・特A級のりんごがメイン(味に自信がある。高級感をアピール)
・季節商品(限定感がある)
・オンラインで全国販売
・まとめ買いで割引も考慮

<タイトル>
青森りんご産直オンライン通販
<説明文>
季節限定・蜜いっぱい!最高級りんごを産地直送。2ケース以上で○割引

CTRの高い広告作成は、キーワードをタイトルや説明文に入れると検索時太文字の表示になる。
「送料無料」「今だけ○○」等のセールスポイントを盛り込み効果アップを狙う

広告文、キーワードにもガイドラインが設けられており、2012年12月に掲載基準の変更が有り見る限りでは、「最上級表示、No,1表示」が、
①その事実が客観的な調査に基づいていることが確認できること
②最上級である範囲、領域を明確にするなどして、調査結果を正確に引用していること
と、条件付きで使用できそうな表現になっていたり、若干ゆるめたのかな?とも思います。
追求して試してみる迄には至っていないので何ともですが。

■広告がリンクするページにも注意!
ランディングページ(LP)に流れた時に検索目的に合致してないとユーザーはCVに至らず離脱してしまう。

■ポイント
①広告は、訴求点が異なる複数のパターンを作成し登録。
②キーワードをタイトルや説明文の中に入れる
③LPと広告内容をキッチリと擦り合わせる
④状況に応じた広告文の見直しを図る

ラーニングポータルの流れに沿って書きましたが、自分が広告文を作成する時はまず

①商品に対してのグルーピングを行います。
今回のケースだと商材は「りんご」でこれが軸。キーワードツールにりんごを入れて関連語句を確認。
②その中から購入に繋がりそうなキーワードを集め、そのキーワードの属性を拾います。
③集めた「価格」や「味」、「産地」といった属性をグループとして設定。それに応じたキーワードを集めて行きます。
④グルーピングを終えたら宣伝URLを確認。訴求点、セールスポイントを拾います。
⑤グループ毎で文言の作成をしていきますが、「産地」なら地名が変わるだけというテンプレを作る気持ちで考えます。④で拾った訴求点を盛り込み、一貫性を出します。
⑥文字数の調整や、セールスポイントが強調表示と相乗効果が出るように意識して文言の配置を考えたり、文字数を併せたらできあがり。

また、効果が出ない時は競合サイトの価格帯が商材に対してどうなのか?相場よりも高い金額での販売なら、差別化を図るにはどうしたら良いか?など、微調整を行って行く感じです。

スポンサードサーチ機能改善 インプレッションシェア、時間での表示

スポンサードサーチにおいて「時間」での表示切替を追加。
アドワーズのディメンションのように当日表示の計数を時間単位で確認できるようになりました。
———————————-
・インプレッションシェア
・インプレッション損失率(予算)
・インプレッション損失率(掲載順位)
・完全一致のインプレッションシェア
———————————-
にて「時間」での表示切り替えが可能になる。

※インプレッションシェア(IS)とは、
広告の表示回数(imp)を表示される可能性があった推定値で割った数値。

imp÷IS=広告露出機会数(imp可能性の有った推定値)

管理画面で表示・確認できるのはインプレッションシェアとなります。
CTR/CVRを絡めてそのキーワードの効果上昇幅を考察できる便利な数値です。

Yahoo!プロモーション広告運用入門 調べるスキル(方法論)


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STEP3 -運用の基礎はここから


最初から「全てを把握しよう」という意気込みで学習し始めた方の大半は挫折を味わっているのではないでしょうか?
多角的な視野で運用管理が行えるように機能が充実しており、随時マイナーチェンジが行われる性質が有るのでまずは「ここは日々チェック必須」という、自分の確認経路を固めた方が馴染み易いと思います。
慣れて来ると余裕が出来て来て「ここはどんな数字の確認の仕方が行えるんだろう?」という興味に代わります。
ここは…あれは…ととりあえず詰め込んだ先は「あれってどこだったっけ?」になりがちです。
※不器用な人間が自分目線で書いてます。すんなり馴染める方が羨ましいです(汗)

広告管理ツールは3つタブが有るという記載になってますが、現在は4つ。
左から「ダッシュボード」「広告管理:スポンサードサーチ」「広告管理:YDN」「権限管理」が有ります。

①ダッシュボード
これは各アカウント内の「お知らせ」が表示されます。「すべて」・「料金」・「審査」の状況などで、重要度が高い物が特定の時間帯に配信。主に予算が少なくなって来たアカウントや、振り込んだ予算がシステムに反映されたお知らせ。

②広告管理:スポンサードサーチ
スポンサードサーチの管理を行うタブです。
「アカウント管理」・「キャンペーン管理」・「レポート」・「ツール」「資金管理」の5種類のタブで構成されています。

■アカウント管理
・アカウント一覧

契約状況, アカウントID, アカウント名, 広告主名 がデフォルトの確認項目として一覧で確認できます。
新規のアカウントの作成はこのタブで行います。
表示項目は編集可能になっており、表示順も自分好みにカスタマイズできるようになっています。
個人的に毎朝一回、予想残日数の確認を習慣付けています。

・アカウント合計情報
登録アカウントの主要数字が合計値で纏めて確認できるタブです。
手が空いた時とかに全体の先月比をチラ見する程度でしょうか。
先月比で何%の増減?というチェックや、CTR/CPCの先月比は確認し易いかと思いますが、個人的には各アカウントで確認しているのであまり使用していないです。

・アカウント別情報
それぞれのアカウント情報をCSVでDLできます。
期間縛りが可能なのでアカウント一覧の情報が欲しい時とかは重宝します。

■キャンペーン管理
ラーニングポータルにも「毎日10分 imp cl cost を確認しよう」とあります。
毎日のこの数字の動きは当月の流れ、前日の改善施策・調整と踏まえて一日単位で確認するようにしています。
表示内容選択の項目でキーワード・広告・広告グループ・キャンペーンの4つのタブが存在し、アカウントを構成する各階層の確認が可能。選択したタブの総裁が下部に一覧で表示され、それぞれ微調整が可能になっています。

特に運用ではキーワード単位での微調整が重要で、マメにチェックすることを心掛けています。
精査の施策は状況に応じて変わるデリケートな物で、大きく調整を行う前は変更前のCSVをDLしておいていつでも戻せる状態にしておき、一時間単位で数字の動向を確認することをお勧めします。

■レポート
・パフォーマンスレポート

各種レポートのDLが可能です。アカウントレポートは日別の数字確認の為に毎日DLしています。
表示項目のカスタマイズも可能で、テンプレートの作成にチェックをいれておけば、特定時間帯に当月の前日付け数字迄のCSVを作成しておく事が可能です。

・月次ご利用明細
先月末締めの各月、利用明細がDL可能(全アカウントの明細を落とす場合はCSV形式も選択可、基本選択アカウントのPDF)です。
※過去36ヵ月分迄DL可能。

・月次クリックレポート
先月末締め迄の一日単位でのCL回数と消化額を確認・PDFでのDLが可能。

・取引明細
先月からの繰り越し額、入金額、消化額の確認ができます。
無効なクリックが発生した際の返金分も表示されますので、繰越額と消化額の一致しない時とか確認に使います。

■ツール
・キーワードアドバイスツール

キーワードと各種条件を入れることにより、月間の推定検索数、競合性が確認できます。

●キーワード候補
拡張することによって関連ワードの推測も併せて行えて便利です。

●検索ボリューム推移
月間・時間帯によるキーワードの検索ボリュームの推移が確認できます。

●属性別検索割合
対象年月で区切られた期間の「性別・年代・地域・曜日」といった検索数を確認できます。
この抽出結果はCSVでダウンロード可能です。

・対象外キーワードツール
名前の通り対象外キーワードの設定が可能です。
まず編集タブで削除が行えます。対象外キーワードを追加のタブは文字通り追加を行う際に使用します。
登録の際にキャンペーン単位・グループ単位の選択も可能になっています。
マッチタイプの選択も可能になっていますので制限の幅も調整できます。
表示内容選択はキャンペーン単位の表示か、グループ単位の表示かを選択可能。
また、ダウンロードタブで一覧はCSVでDL可能となっています。

・広告プレビューツール
掲載状況の確認時、キーワードを検索すると品質低下の要因や掲載状況の誤認に繋がります。
検索エンジンで確認した場合、表示された検索結果をCLすると広告費が掛かる
CLしないとCTRの低下→品質の低下に繋がる悪循環が起こる。
ブラウザ履歴により、他者には掲載されている広告も非表示なる為、正確な状況把握が困難。
ターゲティングはIPで地域を判断する為、関東から関西限定で配信している広告の掲載状況が確認できない。

プレビューツール使用すればimp・CLを発生させず掲載状況を確認することができ、地域を縛ることも可能。
また、競合他社のリンクも確認可能です。

・コンバージョン測定
通称「コンバージョンタグ」と呼ばれる、システムに成果を反映させる為の計測タグの所得ができます。
宣伝サイトのサンキューページに設置して貰うことにより、成果計測を行います。

・操作履歴
期間を縛り、過去行った調整履歴をDLすることが可能です。
明らかに数字の流れに違和感を覚える際の要因・注意点として、一時的要因なのか、他業者の単価調整といった市場動向が原因なのか、調整施策によるものかの調査が必要となってくる訳ですが、そういった際に過去の変更歴をCSVでDLすることが可能です。

■資金管理
読んで字の如く、アカウントへの入金が可能です。
アカウント残高と消化平均額から掲載終了予測日数、平均消化額が表示され、入金の必要性を確認できる。
Yahoo!ビジネス決済を用いてカードの登録をしている際は、即日で予算の振込が可能になっています。
また、自動入金の設定も可能。平均CL額の5日分を下回ると自動的に入金が発生する設定が可能。
※一日最大3回、\3,000以上の設定で\1,000単位で調整

銀行振り込み先の記載がされており、こちらでの処理も可能です。
ただし、銀行振り込みを行う際は、振込後、Yahoo!が入金を確認し、システム反映を行う性質上、3営業日程度の期間を見越さなくてはいけない為、予算消化の予定日数の確認は毎日行った方が良い。

③広告管理:YDN(ヤフーディスプレイネットワーク)
各種タブの内容は今回の機能追加も踏まえてかなりスポンサードサーチに近い物になっていますのでサラっと行きます。

■新規アカウント作成
まんまです。新しいアカウントの作成ができます。

■表示項目変更
これも読んだまんまで表示されている項目の追加と削除が行えます。

■全アカウントのパフォーマンスデータをダウンロード
表示されている項目をCSVファイルでダウンロードできます。

※以下、アカウント階層に入って

■キャンペーン管理
●広告

・編集 広告文の編集・削除が行えます。
・広告作成 まんまで広告文の作成・追加が可能です。が、1グループ5個迄となります。
・表示項目変更 これも今までの他機能と同じくで表示をカスタマイズできます。
・ダウンロード キャンペーン単位での広告文を含むCSVのDLが可能です。

●グループ管理
 ●広告とタブの内容は同じくです。表示がグループ単位になっているだけですね。

■レポート
●パフォーマンスレポート

これも仕様は同じくです。が、スポンサードサーチとは絞り込む項目が若干違いますね。

●ツール ここはYDN用のツールが表示されてます。
・配信対象外サイト

名前の通り、配信したくないサイトの設定が可能です。
「不明な配信元を配信対象外サイトに指定」のチェックを入れていただけましたら、URLを識別できない配信先への露出を停止することが可能です。また、ドメイン指定で配信を縛ることも可能です。

●資金管理
こちらも見かけは若干スポンサードサーチの資金管理とは違いますが、できることは同じです。

●その他管理機能
・操作履歴

単価調整や広告のON/OFFといった操作履歴の確認が可能です。
過去13カ月間の30日間を指定できる。

・審査状況
広告文・画像の審査状況を確認することができます。
また、それぞれの掲載不可の情報に関してはCSVのDLが可能となっています。

・インポート
広告を一括で追加したい際のCSVのインポートが可能です。
結果は隣のタブの「インポート状況・結果」にて表示されます。

と、一気に書いて言うのもなんですが、最初記述したように、ボリュームが有るだけに自分がメインで使う処から覚えて行くのがいいと思います。実際これを書いていて初めて入ったタブも全然有りますし・・・。ただ、どういう物が有るかだけでもザッと見ておくだけで、「そういえばこんなの有ったな、できたな」になって「調べる」に繋げられるので、調べる意思とスキル(方法論)と時間に余裕が持てる方は一通り文章と一緒に追いかけてみて下さい。

スポンサードサーチ機能改善 文字数制限の変更

昨日からメンテナンスに入っていた広告管理システムですが、スポンサードサーチの文字数制限に変更が出ましたね。
従来は33文字だったのに対して、19×2=38文字の使用が可能となりました。
現状でCTRの悪い文言の改善とかできそうですね。

YDNの機能追加もされてるみたいですが、まだ触れる機会がないですね。
日割り単価の上限を超えるCPCを設定した場合の解釈は間違ってなかったみたいです。

他の機能も随時確認して行きます。

Yahoo!プロモーション広告運用入門 キーワードの種類とツール活用


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STEP4 -効果に差が出る!キーワード選び


商材が「りんご」の場合キーワードに「りんご」と登録しているだけでは「りんご」を買いたい全てのインターネットユーザーに広告を見て貰える訳ではない。

1. 類義語・表記違いを探す
林檎・リンゴ・apple・アップル と、リンゴを求めるユーザーが検索を掛けるワードは様々である。
商材の類義語の書き出しは必須になって来る。がこれも「apple」の検索掛けているユーザーのニーズが実は「apple store」や、「mac」なんてことも有る訳です。
単一のワードは汎用性が高く、自分も意図していない露出を発生させる可能性を持っています。こういう一般的で広域、概念が広いキーワードは「ビッグキーワード」と呼ばれ、広域な為にimp数は多く、ユーザーの意図とは違った検索結果として露出され、CTRの低下を招き、それに伴い品質インデックスの低下要因になります。

2. 組み合わせる単語を探す
農園や売りたい商品の特徴などを検索キーワードに盛り込むことにより、広告の無駄打ちを減らします。「高級」「ふじ」「おいしい」といったキーワードを追加することにより、果物の林檎を探しているユーザーに広告の露出が行われるように配信を調整といった具体的な意味を追加することにより具体性を持たせるキーワードをミドルキーワードと呼びます。
「○○を軸とするキーワードのミドルキーワードは□□キーワードではビッグ」といったように状況によって変化します。
前例で出した「apple store」も「apple」「store」と、2つの一般的で広域、概念が広いキーワードとなります。
また「林檎」が前例ではビッグでしたが、軸が「果物」とさらに広域なキーワードとなればミドルキーワードになる訳です。

では、「apple」「mac」というキーワードにさらに具体性を持った「os」という追加をするとどうでしょう?
「apple」だけだと果物なのか?ジュースを探してるのか?から「mac」でPCを探してるの?専用のソフトが必要なの?「os」で更に絞り込まれた単体のニーズが見える訳です。これをスモールキーワードと呼び、impは少なくなり、CLも総数は減少する。が、CTRは優秀な「効率は良いが量が取れない」といった物になります。

ビッグ、ミドル、スモールに関しては、軸に対してのimpをイメージして貰えればすんなりと入って来ると思います。
そして広告効果はCPC広告の性質上反比例する傾向に有ります。
広域が故にターゲットを絞り切れていないビッグはimpが多い為CTRは低い。競合性が強いのも有ってCPCの上昇を招く。CTRは低いと言ってもimpが多い為、総数は発生する傾向が有り、結果CPAも高くなる。スモールキーワードに関してはCPAは文句なし!という状態に収まるが、impが少なく量が取れない。CTRは高いが、CL総数は少なくなる。

恐らく運用で差が出るのは広告文のセンスとミドルで競合する他社との差別化を図ることが可能かという点。
宣伝URL独自のキーワードを盛り込み、差別化を図れるかが成果に大きく関わってきます。

このラーニングポータルの「ポイント」にも、
キーワードは、検索するユーザーの気持ちになって、表記・パターン・種類の異なる語句を登録して、効果を比較してみましょう。訴求対象のニーズに合わせて追加するなど、定期的な見直しを行っていきましょう。
と有りますが、自分の感覚、先入観を捨てて、数字が好転する傾向を追求することが大切です。それが一般受けする、多数に支持される広告のセオリーへの近道になります。(自分にかなり言い聞かせてます)

最後にキーワードの選定を終えたら一度キーワードツールに全て打ちこんで効果が薄くなりそうな検索クエリが混ざっていないか再確認することをお勧めします。
「ソファ」の部分一致に反応したであろう「ニトリ」を発見したりします。自分が取り扱う商材(ソファ)は「ニトリ ソファ」で検索を掛けたユーザーをCVできるのか?この検索クエリを打ち込んだ人間をCVに結びつける広告文がひらめくか?競合による効果の低下が見込まれる為、除外キーワードとして設定するか?と色々な課題を与えてくれますよ。