Yahoo!プロモーション広告運用入門 調べるスキル(方法論)


Yahoo!プロモーション広告
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STEP3 -運用の基礎はここから


最初から「全てを把握しよう」という意気込みで学習し始めた方の大半は挫折を味わっているのではないでしょうか?
多角的な視野で運用管理が行えるように機能が充実しており、随時マイナーチェンジが行われる性質が有るのでまずは「ここは日々チェック必須」という、自分の確認経路を固めた方が馴染み易いと思います。
慣れて来ると余裕が出来て来て「ここはどんな数字の確認の仕方が行えるんだろう?」という興味に代わります。
ここは…あれは…ととりあえず詰め込んだ先は「あれってどこだったっけ?」になりがちです。
※不器用な人間が自分目線で書いてます。すんなり馴染める方が羨ましいです(汗)

広告管理ツールは3つタブが有るという記載になってますが、現在は4つ。
左から「ダッシュボード」「広告管理:スポンサードサーチ」「広告管理:YDN」「権限管理」が有ります。

①ダッシュボード
これは各アカウント内の「お知らせ」が表示されます。「すべて」・「料金」・「審査」の状況などで、重要度が高い物が特定の時間帯に配信。主に予算が少なくなって来たアカウントや、振り込んだ予算がシステムに反映されたお知らせ。

②広告管理:スポンサードサーチ
スポンサードサーチの管理を行うタブです。
「アカウント管理」・「キャンペーン管理」・「レポート」・「ツール」「資金管理」の5種類のタブで構成されています。

■アカウント管理
・アカウント一覧

契約状況, アカウントID, アカウント名, 広告主名 がデフォルトの確認項目として一覧で確認できます。
新規のアカウントの作成はこのタブで行います。
表示項目は編集可能になっており、表示順も自分好みにカスタマイズできるようになっています。
個人的に毎朝一回、予想残日数の確認を習慣付けています。

・アカウント合計情報
登録アカウントの主要数字が合計値で纏めて確認できるタブです。
手が空いた時とかに全体の先月比をチラ見する程度でしょうか。
先月比で何%の増減?というチェックや、CTR/CPCの先月比は確認し易いかと思いますが、個人的には各アカウントで確認しているのであまり使用していないです。

・アカウント別情報
それぞれのアカウント情報をCSVでDLできます。
期間縛りが可能なのでアカウント一覧の情報が欲しい時とかは重宝します。

■キャンペーン管理
ラーニングポータルにも「毎日10分 imp cl cost を確認しよう」とあります。
毎日のこの数字の動きは当月の流れ、前日の改善施策・調整と踏まえて一日単位で確認するようにしています。
表示内容選択の項目でキーワード・広告・広告グループ・キャンペーンの4つのタブが存在し、アカウントを構成する各階層の確認が可能。選択したタブの総裁が下部に一覧で表示され、それぞれ微調整が可能になっています。

特に運用ではキーワード単位での微調整が重要で、マメにチェックすることを心掛けています。
精査の施策は状況に応じて変わるデリケートな物で、大きく調整を行う前は変更前のCSVをDLしておいていつでも戻せる状態にしておき、一時間単位で数字の動向を確認することをお勧めします。

■レポート
・パフォーマンスレポート

各種レポートのDLが可能です。アカウントレポートは日別の数字確認の為に毎日DLしています。
表示項目のカスタマイズも可能で、テンプレートの作成にチェックをいれておけば、特定時間帯に当月の前日付け数字迄のCSVを作成しておく事が可能です。

・月次ご利用明細
先月末締めの各月、利用明細がDL可能(全アカウントの明細を落とす場合はCSV形式も選択可、基本選択アカウントのPDF)です。
※過去36ヵ月分迄DL可能。

・月次クリックレポート
先月末締め迄の一日単位でのCL回数と消化額を確認・PDFでのDLが可能。

・取引明細
先月からの繰り越し額、入金額、消化額の確認ができます。
無効なクリックが発生した際の返金分も表示されますので、繰越額と消化額の一致しない時とか確認に使います。

■ツール
・キーワードアドバイスツール

キーワードと各種条件を入れることにより、月間の推定検索数、競合性が確認できます。

●キーワード候補
拡張することによって関連ワードの推測も併せて行えて便利です。

●検索ボリューム推移
月間・時間帯によるキーワードの検索ボリュームの推移が確認できます。

●属性別検索割合
対象年月で区切られた期間の「性別・年代・地域・曜日」といった検索数を確認できます。
この抽出結果はCSVでダウンロード可能です。

・対象外キーワードツール
名前の通り対象外キーワードの設定が可能です。
まず編集タブで削除が行えます。対象外キーワードを追加のタブは文字通り追加を行う際に使用します。
登録の際にキャンペーン単位・グループ単位の選択も可能になっています。
マッチタイプの選択も可能になっていますので制限の幅も調整できます。
表示内容選択はキャンペーン単位の表示か、グループ単位の表示かを選択可能。
また、ダウンロードタブで一覧はCSVでDL可能となっています。

・広告プレビューツール
掲載状況の確認時、キーワードを検索すると品質低下の要因や掲載状況の誤認に繋がります。
検索エンジンで確認した場合、表示された検索結果をCLすると広告費が掛かる
CLしないとCTRの低下→品質の低下に繋がる悪循環が起こる。
ブラウザ履歴により、他者には掲載されている広告も非表示なる為、正確な状況把握が困難。
ターゲティングはIPで地域を判断する為、関東から関西限定で配信している広告の掲載状況が確認できない。

プレビューツール使用すればimp・CLを発生させず掲載状況を確認することができ、地域を縛ることも可能。
また、競合他社のリンクも確認可能です。

・コンバージョン測定
通称「コンバージョンタグ」と呼ばれる、システムに成果を反映させる為の計測タグの所得ができます。
宣伝サイトのサンキューページに設置して貰うことにより、成果計測を行います。

・操作履歴
期間を縛り、過去行った調整履歴をDLすることが可能です。
明らかに数字の流れに違和感を覚える際の要因・注意点として、一時的要因なのか、他業者の単価調整といった市場動向が原因なのか、調整施策によるものかの調査が必要となってくる訳ですが、そういった際に過去の変更歴をCSVでDLすることが可能です。

■資金管理
読んで字の如く、アカウントへの入金が可能です。
アカウント残高と消化平均額から掲載終了予測日数、平均消化額が表示され、入金の必要性を確認できる。
Yahoo!ビジネス決済を用いてカードの登録をしている際は、即日で予算の振込が可能になっています。
また、自動入金の設定も可能。平均CL額の5日分を下回ると自動的に入金が発生する設定が可能。
※一日最大3回、\3,000以上の設定で\1,000単位で調整

銀行振り込み先の記載がされており、こちらでの処理も可能です。
ただし、銀行振り込みを行う際は、振込後、Yahoo!が入金を確認し、システム反映を行う性質上、3営業日程度の期間を見越さなくてはいけない為、予算消化の予定日数の確認は毎日行った方が良い。

③広告管理:YDN(ヤフーディスプレイネットワーク)
各種タブの内容は今回の機能追加も踏まえてかなりスポンサードサーチに近い物になっていますのでサラっと行きます。

■新規アカウント作成
まんまです。新しいアカウントの作成ができます。

■表示項目変更
これも読んだまんまで表示されている項目の追加と削除が行えます。

■全アカウントのパフォーマンスデータをダウンロード
表示されている項目をCSVファイルでダウンロードできます。

※以下、アカウント階層に入って

■キャンペーン管理
●広告

・編集 広告文の編集・削除が行えます。
・広告作成 まんまで広告文の作成・追加が可能です。が、1グループ5個迄となります。
・表示項目変更 これも今までの他機能と同じくで表示をカスタマイズできます。
・ダウンロード キャンペーン単位での広告文を含むCSVのDLが可能です。

●グループ管理
 ●広告とタブの内容は同じくです。表示がグループ単位になっているだけですね。

■レポート
●パフォーマンスレポート

これも仕様は同じくです。が、スポンサードサーチとは絞り込む項目が若干違いますね。

●ツール ここはYDN用のツールが表示されてます。
・配信対象外サイト

名前の通り、配信したくないサイトの設定が可能です。
「不明な配信元を配信対象外サイトに指定」のチェックを入れていただけましたら、URLを識別できない配信先への露出を停止することが可能です。また、ドメイン指定で配信を縛ることも可能です。

●資金管理
こちらも見かけは若干スポンサードサーチの資金管理とは違いますが、できることは同じです。

●その他管理機能
・操作履歴

単価調整や広告のON/OFFといった操作履歴の確認が可能です。
過去13カ月間の30日間を指定できる。

・審査状況
広告文・画像の審査状況を確認することができます。
また、それぞれの掲載不可の情報に関してはCSVのDLが可能となっています。

・インポート
広告を一括で追加したい際のCSVのインポートが可能です。
結果は隣のタブの「インポート状況・結果」にて表示されます。

と、一気に書いて言うのもなんですが、最初記述したように、ボリュームが有るだけに自分がメインで使う処から覚えて行くのがいいと思います。実際これを書いていて初めて入ったタブも全然有りますし・・・。ただ、どういう物が有るかだけでもザッと見ておくだけで、「そういえばこんなの有ったな、できたな」になって「調べる」に繋げられるので、調べる意思とスキル(方法論)と時間に余裕が持てる方は一通り文章と一緒に追いかけてみて下さい。

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