検索ネットワークの【顕在層】とコンテンツネットワークの【潜在層】を理解する


■参考サイト 2009/04/11編集記事■
検索ネットワークとコンテンツマッチを、キャンペーンで分ける理由


■この記事の要点■
グーグル検索(検索ネットワーク)とコンテンツマッチをゴチャ混ぜにして設定していることが良く有る。
コンテンツマッチへの出稿に気付ていないか、コンテンツネットワークを理解していない場合が多い。

 商材にマッチしたキーワードを設定すれば、検索した時に広告が表示されると誤認している人がほとんど。
 故にキーワード購入→設定後、自動的にコンテンツネットワークにも露出されている場合が有る。
 ※コンテンツネットワークにも露出されている事をお知らせする様な機能はない。

■検索ネットワークとの違い
コンテンツネットワークでは完全一致が使えない
検索ネットワークはキーワードにより掲載箇所が確定するのに対して、コンテンツネットワークは複数グループでの全体テーマを作成し、そのテーマがマッチする露出枠に掲載される仕組みになっている。
※キーワードが「トランプ」の場合
「トランプ」の検索に反応し、検索結果のアドワーズ枠にクリエイティブの露出を行うのが検索ネットワーク
コンテンツネットワークの場合、キーワードの「トランプ」というテーマに割り振られたアドセンス枠に掲載
このアドセンス枠は「トランプゲーム」や「トランプ手品」、遠い処となると「ソリティア攻略blog」といった検索結果のさらに下層であるサイト内の露出で、文字列は同系のテーマを持つ言葉だったとしても、サイト内のアドセンスが設置されるページの内容は必ずしもマッチングは高くはない
根本的なキーワード選定の概念が違う
・検索ネットワーク→見込顧客は「どんなキーワードを使って検索しているのか?」
・コンテンツネットワーク→見込顧客は「どういうテーマのサイトを閲覧しているだろうか?
どちらも同じキーワードになる場合も多々あるが、ニュアンスの違いを理解しておくことにより、キーワードの幅の広がりが持てたり、広告文の訴求点にも変化が生まれる
検索ネットワークでは必須の「広告文にキーワードを挿入する」が不必要。
【■参考サイト 2009/03/24編集記事■・広告文にキーワードを挿入する】
同系コンテンツ(contents)よりユーザーを呼び込む為、よりクリエイティブ(creative)でキャッチーな広告文が必要とされる。
お客様の声を広告文に挿入し、反響が強かった実例が有る
コンテンツネットワークの場合、露出先のサイトのコンテンツ・デザインよりCTR・CVRが変化する為、それを視野に入れたCPC調整が求められ、検索ネットワークとの品質スコアの採点方法も異なる


■用語解説■
コンテンツ(contents)
内容・中身という意味の英単語。ここでのコンテンツは具体的に、ニュース、小説、映画、テレビ番組、歌、ビデオゲーム、マンガ、アニメといったメディア(media)が記録・伝送し、人間が観賞するひとまとまりの情報
また、デジタルデータ化されたものをデジタルコンテンツという。

メディア(media)
情報を人々に伝える機関や事業、システムなどを指す。媒体、媒質、伝達手段、中間などの意味を持つ英単語。“medium”の複数形。

クリエイティブ(creative)
「創造的な」「創造性に富んだ」という意味の英単語。(形容詞)広告用語としては、形式や内容に関わらず広告素材全般を指す語句として用いられる。が、バナー広告の素材を指す語句として学んだ環境の方は、テキスト広告を「原稿」と表現する傾向が有る

※過去記事用語解説参照
【■参考サイト 2009/04/01編集記事■・バナー広告作成ツール日本でも開始】
検索ネットワークコンテンツネットワーク


英語版AdWords Official Blog=国内のみならずアンテナを広げる意識


■参考サイト 2009/04/10編集記事■
新しい管理画面には慣れました?


■この記事の要点■
本家の英語版AdWords Official Blogにこの記事が書いてあった
※内容は過去の更新のことに対してなので特筆すべきことはあまり無いかと思います。
要点として挙げているは「国内のみならずアンテナを広げる意識」。という点です。

左側にメニューが出来たので、キャンペーン&グループ間の移動が簡単になった。
・ページを移動なしでキーワードや単価を編集できる
※ただエディタ(editor)とレポートを使っていると、あまり管理画面をみることが少ない


■用語解説■
エディタ(editor)
特定の形式のデータをファイルやその他の情報源から読み込み、ユーザのキーボードやマウスの操作によって編集・加工し、ファイルなどに保存することができるアプリケーションソフトの総称。


AGoogle Slapは全てAdsBot(アドワーズボット)による判断なのか?


■参考サイト 2009/04/09編集記事■
Google Slapのアルゴリズムはすべてロボット化されていて、人的な判断は一切されていないのか?


■この記事の要点■
Google Slapのアルゴリズムはすべてロボット化されているのかというとそうではない

ロボットとは「人の代わりに何等かの作業を行う装置」。IT業界では略称のbot(ボット)が良く用いられる。
ペナルティを受けるウェブサイトのパターン化がされていて、AdsBotがパターンとのマッチを判断し、人的審査を介した上でGoogle Slapを決定する。

・GoogleBot(Googleのクローラー)
オーガニック検索(Organic Search) ランキング(SEOランキング)の為に使われるロボット

・AdsBot。
アドワーズサイトを巡回するロボット。


■用語解説■
bot(ボット)
ロボットの略称で、手動で行っていたような処理を自動的に実行するプログラムの総称。

クローラ(crawler)
全文検索型サーチエンジン(通称:検索エンジン)の検索データベース(DB)を作成するために、世界中のありとあらゆるWebページを回収するプログラム。別名スパイダー(spider)とも呼ばれる。

データベース(DB)
複数のアプリケーションソフト(アプリ)またはユーザによって共有されるデータの集合。
またはその管理システムを含める場合もある

アプリケーションソフト(アプリ)
ある特定の目的のために設計されたソフトを指し、「応用ソフト」とも呼ばれる。
OS(基本ソフト)に、ユーザが必要とするものを組み込んで利用する。

OS(基本ソフト)
Operating System(オペレーティングシステム)の略称。キーボード入力や画面出力といった入出力機能、ディスクやメモリの管理などの基本的な機能を提供し、コンピュータシステム全体を管理するソフトウェア

ソフトウェア
コンピュータとは「プログラムに従って演算を行う機械の総称」であり、その「プログラムに従った演算」を動作させる手順・命令をコンピュータが理解できる形式で記述したものをソフトウェアと呼ぶ。また、「演算を行う機械」の部分、コンピュータを構成する電子回路や周辺機器などの物理的実体をハードウェアと呼ぶ。

アルゴリズム
問題は解を持っており、そこに到達するまでの手段、手順、計算といった経過の部分を指し、算法とも訳される。「プログラム(電子文書)はコンピューターに解を求める為のアルゴリズムの指示」という概念。また、アルゴリズムが正しく効率的な物であればコンピューターの処理効率がアップする為、更新・最適化が必要となる。

オーガニック検索(Organic Search)
検索エンジンが自身のアルゴリズムに従って実行する検索。ナチュラル検索ともいわれる。


コンバージョンとユニークコンバージョンの違いとは


■参考サイト 2009/04/09編集記事■
コンバージョンの表記が変更になりました


■この記事の要点■
キャンペーンの一覧などでは、混乱が無いよう引き続きコンバージョンと記載されているが、それは “1クリックから生まれるコンバージョン(CV)は1つ” に基づいたユニークコンバージョンの数値である。

●コンバージョン→ユニークコンバージョン
ユニークコンバージョンは重複の無い成果。仮にダイエットサプリのネットショップなら、コンバージョンは商品購入点数となり複数購入をカウントします。が、ユニークコンバージョンとなると購入者数となります。

●トランザクション→総コンバージョン
おそらく従来のトランザクションと表現していた部分はトランザクション処理(関連する複数の処理を一つの処理単位にまとめて管理する処理方式)から来ていたと思われる。


■用語解説■
ユニーク
一般的に使われている外来語としての「独特の」「珍しい」「変わった」という意味合いではなく、IT用語としては「重複の無い一意の」「固有の」「唯一の」という意味合いで用いられます。

トランザクション
①商品購入申込⇒②決済方法受信⇒③決済完了 という「一連の流れ①~③」を「最終着陸点③の成否」で管理・処理することを、トランザクションとして管理する、トランザクション処理という。
結果の成否で判断する一連した流れを指す語句

※過去記事用語解説参照
【■参考サイト 2009/04/06編集記事■キーワードのマッチタイプによって生じるクリック率の違いは、品質スコアに影響するのか?】
コンバージョン(CV)


グーグルスラップ(ペナルティ)時、ドメインを変更しなければいけないケース


■参考サイト 2009/04/08編集記事■
【2】グーグルスラップにあったら、ドメインを変更しなければいけない?


■この記事の要点■
Google Slapにあうと、ドメイン(domain)全体が否定される為、キーワードの再選定、ランディングページ(LP)の修正等では掲載の再開が行えない。
ドメイン変更せずに再開することもできなくもないが、難易度が高く、再設定の方が効率が良い。

Google Slapの主な理由はガイドラインに反するLPの使用で有る為、ドメインの変更だけだと一時的に広告の露出がされたとしても同じくGoogle Slapにあう。LP修正は必須となる。


■用語解説■
※過去記事用語解説参照
【■参考サイト 2009/03/27編集記事■・Googleはアフィリエイトが嫌いなの?】
Google Slapランディングページ(LP)ガイドライン

【■参考サイト 2009/04/03編集記事■・コンテンツネットワークのクリック率は、品質スコアに影響するのか?】
ドメイン(domain)


グーグルスラップ(ペナルティ)時のアカウント対策法


■参考サイト 2009/04/07編集記事■
グーグルスラップにあったら、アカウントを変更しなければいけない?


■この記事の要点■
結論はロスでしかない

Google Slapの原因は主にランディングページ(LP)が対象である。
アカウントに問題が有る場合はGoogleはアカウント停止にすることが可能である。
逆にアカウントを新規作成すると今までのアカウントの運用実績が全てクリアされ、それによって上がっていた品質スコアもまた一からの精査が必要になって来る。


■用語解説■
アカウント
ユーザーが特定の領域にログインするための権利。
ユーザーに割り当てられたアカウントをユーザーアカウントとも呼ぶ。
Listing広告では「アカウント」>「キャンペーン」>「グループ」>「キーワード」の4階層構成とイメージしていただけると理解しやすいと思います。

① アカウント
  一番上の管理単位。基本的にクライアントのドメイン毎で1つアカウントを取りその中で運営します。
  担当者が変わる際には複数設定するケースも有るようです。
② キャンペーン
  予算設定、曜日や時間、配信先デバイス(PC、モバイル、スマートフォン・タブレット端末)等、ターゲティング設定。また、予算設定ができるのはキャンペーンレベルのみとなる。
  商材・予算・成果対象(地点)に応じてキャンペーンを作成・管理できる。
③ グループ
  キーワードと広告文を登録します
④-① キーワード
   キーワードとマッチタイプの設定を行います
④-② 広告
   検索結果に表示される宣伝文言にURLといったクリエイティブの設定を行います。

※過去記事用語解説参照
【■参考サイト 2009/03/24編集記事■・広告文にキーワードを挿入する】
品質スコア

【■参考サイト 2009/03/27編集記事■・Googleはアフィリエイトが嫌いなの?】
Google Slapランディングページ(LP)


キーワードのマッチタイプによる露出度の変動と品質スコアへの影響


■参考サイト 2009/04/06編集記事■
キーワードのマッチタイプによって生じるクリック率の違いは、品質スコアに影響するのか?


■この記事の要点■
品質スコアの向上を求めるなら完全一致での表示に精査を行うのが良い
※品質スコアはマッチタイプ(完全一致・フレーズ一致・絞り込み部分一致・部分一致)に問わず、設定キーワードの完全一致の検索クエリで発生したクリック率(CTR)が反映される。


■用語解説■
マッチタイプ
広告表示の対象となる検索クエリを絞り込む際に用いられる範囲設定で以下の物が存在する。
① 完全一致
入札したキーワードと検索クエリがまったく同じ場合(類似パターンを含む)に表示される指定範囲。
② フレーズ一致
入札キーワードと同じ語句が同じ語順で類似パターンを含む検索クエリ内に含まれている場合に表示
③ 部分一致
入札したキーワードと検索クエリをシステムが「関連している」と判断すれば広告が表示される。
デフォルトのマッチタイプはこちらに設定されており、設定キーワードがまったく含まれていなくてもシステム上で関連語句と判断されれば表示する為、詳細設定が可能な絞り込み部分一致が存在する。
●キーワード「花」だと検索クエリ「チューリップ」で表示される。
④ 絞り込み部分一致
部分一致の拡張機能。キーワードの頭にプラス記号を入れることにより、記号を入れた語句は部分一致の範囲拡張を持たず、その類似パターンを含む単語が検索クエリに含まれる場合に表示されるようになる。
つまり、通常の部分一致であれば
キーワード「ギター 練習」検索クエリ「ウクレレ 教室」に反応する訳ですが、絞り込みを加えた
キーワード「+ギター 練習」なら「ギター」という単語は類似パターン迄の拡張となり、「ギター 教室」といった検索クエリ迄に露出範囲を絞る事が可能になります。また、
キーワード「+ギター +練習」であれば「スタジオ ギター 個人練習」とか「ギター教室 練習生募集」といったさらに絞り込んだ検索クエリへの露出ができる訳です。文章だけだとフレーズ一致との違いが曖昧ですが、フレーズ一致の「ギター 練習」と、絞り込み部分一致による「+ギター +練習」指定だと後者は「練習用 初心者セット ギター」といった検索クエリにも反応。つまり、語順の一致が必要なくなり、露出範囲は拡張される訳です。

※また、除外キーワードを設定することにより、露出を抑えることも可能。上記のキーワードだと「アコースティック」を除外指定すれば、「エレキギター」への露出はされるが「アコースティックギター」には露出されない
商材に応じた露出先に精査し、顧客獲得単価(CPA)の低下を目指して広告効果の向上を図る。

顧客獲得単価(CPA)
Cost Per Acquisition(Acquisition=獲得)の略。コンバージョン(CV)を1件獲得するのにかかるコスト。

コンバージョン(CV)
最終的な成果を指す語句。商品購入や会員登録といった成果地点への到達数を指す。

成果地点
「仮登録を除く本登録」「資料請求」「商品購入後の決済」といった、広告の成果として認められる地点

検索クエリ
キーワードは広告出稿側がシステム上で設定する語句を指し、検索クエリは、ユーザーが実際に検索エンジンに打込む文字列、検索文言を指す。

類似パターン
タイプミス、表記の違いに関して関連語句としてシステムが判断する法則を指す。
送り仮名の有無(絞り込み・絞込み・絞込)や、英単語の場合は複数系などに反応する。

除外キーワード
キーワード「メガネ」の除外キーワードに「水中」を追加して「水中眼鏡」の検索クエリの露出を抑えるというように、露出の制限を掛ける際に使用する。が、注意点として、
  類義語や関連語句に対しては広告が表示される場合が有る
  11以上の単語でできたフレーズの検索時、除外キーワードが10番目以降だと表示される場合が有る
といったイレギュラーなケースが有る為、しっかりと確認・精査を行わなければいけない。
状況によってはキーワードとマッチタイプの見直しが近道になるケースも存在する。

■参考サイト 2009/03/24編集記事■・広告文にキーワードを挿入する
クリック率(CTR)


品質スコアに左右されるクリック単価と掲載順位


■参考サイト 2009/04/04編集記事■
入札価格と実際に払うお金の仕組み


■この記事の要点■
AdWordsで設定したクリック単価(CPC)は入札金額であり、実際はそれよりも安くなる
自分の出稿した広告ランク のワンランク下の広告ランクを、自分の品質スコアで割った金額が掲載クリック単価となり、広告ランクの高い順に掲載がされる仕組みになっている。

たとえば以下の品質スコア、入札価格の4名が同一キーワードを競り合ったと仮定して計算すると

広告ランク4位 Aさん 入札価格 \400 × 品質スコア 1 = 広告ランク \400
広告ランク3位 Bさん 入札価格 \300 × 品質スコア 3 = 広告ランク \900
広告ランク1位 Cさん 入札価格 \200 × 品質スコア 6 = 広告ランク \1,200
広告ランク2位 Dさん 入札価格 \120 × 品質スコア 8 = 広告ランク \960

となり、掲載順位はこの広告ランクに順ずる状態となる。
※つまり入札額が競合他社と同額の場合、品質スコアの高い順番に掲載箇所が確定する

クリック単価は前述した「ワンランク下の広告ランクを、自分の品質スコアで割った金額

広告ランク(掲載順位)1位 CさんのCPC = 広告ランク2位 Dさん \960 ÷ Cさんの品質スコア 6 = CPC \160
広告ランク(掲載順位)2位 DさんのCPC = 広告ランク3位 Bさん \900 ÷ Dさんの品質スコア 8 = CPC \112
広告ランク(掲載順位)3位 BさんのCPC = 広告ランク4位 Aさん \400 ÷ Bさんの品質スコア 3 = CPC \133
広告ランク(掲載順位)4位 Aさん = ×

品質スコアが高いDさんが入札価格が最低にも関わらず2位掲載
しかも3位掲載のBさんよりも低いクリック単価
での掲載となる。

※ワンランク下の広告ランクを自分の品質スコアで割る算出法からクリック単価を下げる大きな要因となる為、品質スコアは最重要と思っても良いほど広告効果に大きく関わって来る


■用語解説■
広告ランク
入札価格×品質スコア=広告ランク (AdWordsの広告評価基準でこの値が高い順番に掲載される)

※過去記事用語解説参照
■参考サイト 2009/03/27編集記事■・Googleはアフィリエイトが嫌いなの?
クリック単価(CPC)

■参考サイト 2009/03/24編集記事■・広告文にキーワードを挿入する
品質スコア


品質スコアの向上・改善をする為に要点となるのは?


■参考サイト 2009/04/04編集記事■
品質スコアを決めるのに大切な要因とは?


■この記事の要点■
約6割がCTR、約3割が関連性、残りの約1割がLP(2009/04/04現在)
ランディングページ(LP)がOKラインをクリアしていればクリック率(CTR)や関連性のことを気にして改善していくのが成功の近道


■用語解説■
※過去記事用語解説参照
【■参考サイト 2009/03/24編集記事■・広告文にキーワードを挿入する】
クリック率(CTR)

【■参考サイト 2009/03/27編集記事■・Googleはアフィリエイトが嫌いなの?】
ランディングページ(LP)


品質スコアとコンテンツネットワークのクリック率


■参考サイト 2009/04/03編集記事■
コンテンツネットワークのクリック率は、品質スコアに影響するのか?


■この記事の要点■
コンテンツネットワーク広告で発生したクリック率は、Google検索の広告の品質スコアには反映されない。
まず、ここでの「Google検索」という語句は「Googleの検索ネットワーク の総称」として使われているという解釈で読み進めていただいた方が、より理解度が高いと思われます。
コンテンツネットワークではGoogle検索の広告に比べてクリック率(CTR)が非常に低いという結果ですが、実際に以下の検索を試してみました。

①Googleに「生チョコレート 美味しい」を打込む。
②表示されたリンクをたどり、AdWords以下の検索結果、大手レシピサイトの「生チョコ・トリュフ」という文頭の太文字表示に釣られてクリック。
③表示されたページのチョコレートの写真を見ている視界の端にうつった、AdSense 設置箇所にレシピサイトが持っている「料理」や「調味料」といった属性から「ドレッシング」の広告バナーが表示された。

Gifの動きから視線は寄せたものの、生チョコレートを調べる為に検索エンジンを使った飛び先で、いかに誰もが知る、有名子役起用したバナーでもドレッシングの広告をクリックしようという気にはならず、Google検索の広告に比べてクリック率が非常に低いという結果にも納得ができました。
広告効果を大きく左右する品質スコアの判断基準の6割がクリック率が占める訳ですが、コンテンツネットワークで発生するクリック率も同じく反映されるというのであれば、根本的に広告の質が違う訳で、そこはGoogleも理解しています。なので、コンテンツネットワークでの品質スコアに関してはキーワード単位ではなく、掲載サイトのドメイン(domain)単位での判断となっており、別個の物として扱われていますので、それぞれの品質スコアの追求をしていけば問題ありません。


■用語解説■
ドメイン(domain)
単にドメインといった場合には最下階層名を指す認識で使用される場合が多い


※過去記事用語解説参照

【■参考サイト 2009/04/01編集記事■バナー広告作成ツール日本でも開始】
検索ネットワーク  ・クリック率(CTR)  ・AdSense

【■参考サイト 2009/03/24編集記事■・広告文にキーワードを挿入する】
品質スコア